ミッション#メロンパンを争奪せよ!
「俺、理由知りたいんだってば。」
「言う必要無いと思う。」
「あるよ。」
「なんで。」

二人とも速攻に会話を交わす。


「俺が知りたいから。」

唯人君は私の前の席に座り
私の机に肘をおき
その肘に支えられながら手のひらに顔をおき
こっちを見つめた。


…キュン、とか。
効果音がうるさいよ心臓。


「…もう普通に分かるでしょ?」

私はもう諦めて、言う事にした。
本は、置いた。


「…普通に考えて、自分の邪魔されるとか嫌じゃん…。自分のために唯人君邪魔すんのって、すっごい失礼かな、って…。」





「…中途半端だったんだ。」



え?
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