あの夏の日と、私と、キミと。



「症状がでたとき、誰かに言おうとか頼ろうとかしなかったの?」



「うん・・・・」



「お父さんとお母さんは?」



「本当のお父さんとお母さんじゃないもん
なんか、頼りづらくて・・・」



「じゃあさ、俺は?頼れなかった??」



出会った時から変わらない、真っ直ぐな瞳を向けられた。



「そういうのじゃなくて・・・」





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