あの夏の日と、私と、キミと。



「ダメだな・・・
こんな事思っちゃいけないのに・・・・」



そう言って、頭をかく。



「東京に行ってほしくないって、
思ってる自分がいる」



「・・・・・・なんとなくわかってた
悠貴がどんな思いで、私を送りだそうとしているのか」



私だって、離れたくない。



せっかく元通りに戻ったのに、
また離れ離れになるなんて・・・・。




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