君の隣で～☆星空☆続編～【完】

翼が居なくなってから恐怖になった



――人の死――



それが再び現実となった状況をまた受け入れられずにいた。




生まれてくるべきだった、



小さな命も……




生き続けるはずだった



翼の死――――





これが全て“運命”と言う簡単な言葉で終わってしまうなら




諦めなくてはいけないの？




病院を出たあたしは




愛を抱きしめながら
家までの道のりを歩いた





みんな幸せそうに歩いてる親子やｶｯﾌﾟﾙを見て



胸に痛みが走った……。





あたしがもがき苦しむ運命なら…

耐えてみせる



あたしが痛みを負えざる得ないなら…

いくらだって受け止めたい


寂しくてもいい、
悲しくてもいい…………





だからもうこれ以上…
あたしの大切な人を奪わないで下さい――――。






そう強く、
心から願った―――。