君の隣で~☆星空☆続編~【完】
病院、当日の日。
何かを決心したかのような顔をしていたのだろうか。
先生はあたしが診察室に入るなり苦笑いをした。
「こんにちわ」
「こんにちわ、座りなさい」
先生と看護婦サンの視線があたしに痛いほど刺さる。
「産みます」
入った瞬間のいきなりの言葉に先生は驚きを隠せず、動揺していたのが分かった。
「分かったわ、今あなたの子宮の中がどんな状態か少し入口を切除して癌の状態を知りたかったの」
「はい」
「正直、お腹に赤チャンが居るとなると出血も切除の後止められないからリスクが高いの、でも…若いから癌が進行するのが恐くて妊娠中に切除しようとしてたんだけど」
「はい」
「会議で、やっぱりリスクが高すぎるって事になったわ……だから癌検査を定期的にやって数値が上がった時点でもしかしたら赤チャンを取り出す事になる事もあるの」
「……」
「分かるわよね?そうなるとどうなるか」
「……」
「はっきり言って赤チャンに障害が残るかもしれないし、あなたも手遅れになるかもしれない」
「はい」
「それを覚悟して欲しいの」
「はい」
「保証はないわ」
「大丈夫です」
先生の顔が強張るのと同時にあたしは笑顔で答えた。
何かを決心したかのような顔をしていたのだろうか。
先生はあたしが診察室に入るなり苦笑いをした。
「こんにちわ」
「こんにちわ、座りなさい」
先生と看護婦サンの視線があたしに痛いほど刺さる。
「産みます」
入った瞬間のいきなりの言葉に先生は驚きを隠せず、動揺していたのが分かった。
「分かったわ、今あなたの子宮の中がどんな状態か少し入口を切除して癌の状態を知りたかったの」
「はい」
「正直、お腹に赤チャンが居るとなると出血も切除の後止められないからリスクが高いの、でも…若いから癌が進行するのが恐くて妊娠中に切除しようとしてたんだけど」
「はい」
「会議で、やっぱりリスクが高すぎるって事になったわ……だから癌検査を定期的にやって数値が上がった時点でもしかしたら赤チャンを取り出す事になる事もあるの」
「……」
「分かるわよね?そうなるとどうなるか」
「……」
「はっきり言って赤チャンに障害が残るかもしれないし、あなたも手遅れになるかもしれない」
「はい」
「それを覚悟して欲しいの」
「はい」
「保証はないわ」
「大丈夫です」
先生の顔が強張るのと同時にあたしは笑顔で答えた。