君の隣で~☆星空☆続編~【完】
―バタン!!!!―


昼休み。



そんなドアを開ける大きな音がクラス中に響き、あたしも体がビクン!!と反応をしてた。



「おい!?野村流奈いる~?」


そう言いながら、見た目だけで緊張を走らせるような女達が5人。


クラスの中に入って来てはあたしの前で立ち止まった。



正直、びびってた。



見た目でも半端じゃないほど悪そうな奴等だったから


それでも逃げ腰になるようなあたしじゃない。



「なんだよ!!」


そう言い返した時に、おもいっきり知香に腕を引っ張られた。



「なるほどね」




女達は顔を見合わせ馬鹿にしたように笑った。



「おめぇ~よ~!かなり調子乗ってんらしいじゃん」


そう言いながら、あたしの襟首を掴み顔を近付けてきた。



「だから、何……?」



「この生意気なくそガキが!!おめぇ~よ~帰り学校の近くの公園に来いよ!」


そう言うと、あたしを掴んだ手でおもいっきり離し、あたしを押した。


ロッカーに体がぶつかりあたしは女達を睨んだ。


「分かったよ…」


その言葉に笑いながら教室を出て行く姿をあたしはただ、見つめていた。




クラス中のみんながあたしを見てみぬふりをして、周りには静けさだけが残っていた。
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