君の隣で~☆星空☆続編~【完】
「何がおかしいんだよ!てめぇ~は!!」




“多分こいつが、この中で1番偉い奴なんだろう…”


って思っていた女が、あたしを怒鳴り散らした。


「で、話しって何?」


あたしは冷めた目で奴等に聞いた。



「はぁ?本当舐めてんな、ムカツクんだよっ!!その死んでるような目!!態度!!全てがよぉ」




“死んでるような目…”




その言葉を聞いた時、周りの人にうつってるあたしの目を想像してた。



「だから何?」



その瞬間、偉そうにしてる女が座ってるあたしを立たせた。



「くそガキが……」



その瞬間、お腹をおもいっきり殴られた。


そして横にいた女が落ちていた太い木であたしの頭を殴った。


避けたせいで顔にかすり切れて血が滲んでた。




回りから見たら、きっとリンチ状態だっただろう……



女達はこんなにも、あたしが憎いのかってくらい殴り続けてた。



「おい!どうしたんだよ~アハハハッッ!!おめぇ~は所詮、何も出来ねぇ~んだろうがぁ~!!」


そう言いながら、髪を引っ張りあたしの顔を上げた。



「……きったねぇ~なおめぇ~等っっ!!」



「あ~ん!?聞こえねぇよ!!」




「おめぇ~等は1人じゃ何も出来ねぇくせによ」



そう呟いた瞬間、女が引っ張ってた髪をさらに強く握った。


「だからなんだよ!!悔しかったらかかって来いよ!」



髪の毛を毟り取られるかって位に痛かった。


「……価値もねぇ」


「だから聞こえねぇ!って言ってんだろうが!!」


「だから~!やる価値もねぇ!!って言ってんだよ!!!」



そう言って女の襟首を掴んで押した。



「恥ずかしくねぇ?5人で囲んで、なっさけねぇ~!!」



そう言った瞬間、女が笑った。



「この……人殺しが……」
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