君の隣で~☆星空☆続編~【完】
「キャァ――!!!おもしろいっ!!」


「うわぁ!!すべるっ!!」



「待ってぇ~!走らないでぇ!!転ぶよっ!!」



2人の後を追いかけながら、ポストに手を伸ばした




「ママぁ!!はやくぅ~!!」
「はやくぅ~!!」




「待ってよぉ~~!!」




ポストの中身を抱えながら走った




「あ~さむかったぁ~!!」


「おてて、いたいね」





愛と千夏がコタツに温まる中、あたしは郵便物を広げた






―――――――――!!!



1枚に封筒を手に取った瞬間に、あたしの鼓動が高鳴り、手が震えだした




愛と千夏の声が遠くに聞こえる、



あたしの周りだけが真っ白になり、確かに…時間が止まっていた





「な……んで………」



封筒に書かれている宛名


見覚えのある、懐かしい字



差出人の名前を確認するのに、息を呑んだ





「…………っ!!!!」



「どうして……」





―――愛する流奈へ―――




    ――翼より――
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