君の隣で~☆星空☆続編~【完】
中には、付き合っていた女を捨てて、あたしの傍にいた男もいた。



罪悪感なんて、さらさらない。


逆にそれが快感で、何度も何度も修羅場にもなった。



その度にあたしは「大丈夫、あたしはアンタの男なんて好きにはならないから」そう、言い放つ。




「最低だよ!てめぇ~は」


「心がねぇのかよ!!」


「こんな悪魔みたいな女のどこがいいんだよ!!」




そう飽きるほど言われ続けた。




“ばっかみたい…”



そう心の中で笑ってた。


最低?


最悪?


悪魔?


そんなのどうだって良い。




あたしは、心のない人間。



何とでも言ってくれと……。



もう分かっていたから“ずっと”がない事を……。



だから、自分がよければ、それで何と言われようが良かった。



冷めた人間


それでいい……


あたしは、誰かに必要とされる事だけを求め続けてたんだ。




心は埋まる事がない事を知りながらもずっと……



あたしの居場所探しは、とどまる事を知らなかった。



毎日、遊び回っての生活、


誰といても、


何をしてても……


空回りな元気と…


作り笑いの上手な人形みたいなあたし……


いつからか、そんな自分が作りあがってた。
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