やっぱり好き
モヤモヤしているうちについに放課後になった。

下校。。。。

目の前には俊也。。。。

私は友達と別れて、

坂道を登る。

暑い夏の日っていうのもあったけど、恥ずかしさでタオルで顔を隠しながら

でも、隙間から俊也を見ていた。

どうしよう・・・・。

おどおどしている間に俊也はスタスタと私の目の前を通りすぎて行った。

こちらのことを見向きもしなかった。

「・・・・・・」

やっぱり・・・・

嫌だよね。

話聞きたくないよね。。。。。

私の癖でマイナス思考に考えてしまう、

でも。

ここで諦めたくない。

あの時呼び止めておけばよかった。

もう過ぎたことは後悔してもしかたがない。

何度傷ついてもいい。

好きな人だから。

大切な人なら傷つけられても構わない・・・・。

だから。最後のわがまま聞いて欲しい・・・・。

私。

明日

直接話聞いてもらえるか・・・・。

聞いてみる・・・・。

そうしなきゃいけないような気がする。

いつもみたいに、手紙じゃなくて、

ちゃんと、向き合いたい。

だから。

だから・・・・

お願い・・・・。

ひとつだけ聞かせて?

ちゃんと勇気振り絞っていうから・・・・・。

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