囚われた、あなたの腕の下。
「どうぞ」
「……りがと」
なんだか、緊張した。
「話したく、ないならいいんだけど……アレ、何?」
アラタ君は、電源の切れた携帯を手渡して、すぐに核心に迫ってきた。
「わから、ないの……一週間前ぐらいから、突然……メールが……」
我慢していたものが、決壊する。
そして、あたしは、アラタ君に迷惑だとしりながら、胸の内を全部吐露した。
すると、アラタ君は辛かったね……と囁きながら頭を撫でてくれた。
そして、それが心地よくて、完璧に寝不足だったあたしは、うとうととしてしまった。
「無防備すぎでしょ?」
アラタ君の声が聞こえた。
だけど、瞼が重くて、重くて……あたしは起き上がれなかった。