囚われた、あなたの腕の下。
『今日は、可愛いレースの白。君の、イメージにはピッタリだよ』
目の前が、揺れた。
気持ち、悪い。
『髪も、アップにしてるんだ……うなじが綺麗に見えるから吸い付きたくなる』
「……っつ……」
こみあげて来る、何かが……。
「な、なんなの!誰なの!どこにいるの?!姿みせなさいよ!」
あたしは、周りなんて気にする事なく、叫びあげた!
「ちょ、愛理さん!」
いきなり、触られた手に、ゾワッとしたものが走る。
「さ、さ、さわらないでぇ!いやあぁぁぁーなんなの?!なんで?」
携帯がずり落ちる。
そこからは、笑い声が漏れていた。
なんで、番号……知っているの?
「なんだよ?あんた?愛理さんに何をした」
その日、あたしは会社を早退した。
というか、帰された。
付き添いに、アラタ君が車を出してくれた。
その車に、あたしは驚いた。
透と……同じ。