囚われた、あなたの腕の下。
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「い、やぁああぁぁぁっ」
「うわぁっ!」
あたしの声に、アラタ君が飛びのくように驚いていた。
「ごめん。驚かせて……着いたからさ」
「あ、あ……」
力が抜ける。
よかった……夢で……。
すると、アラタ君があたしに向かって真剣な顔をした。
「愛理さんさ……警察行こ?」
「え……」
「このままじゃマズイよ。」
警察の言葉に、あたしは怯んだ。
まだ、実害があるわけではない。
ただ、毎日メールが来て、電話が鳴っただけ。
しかも、アドレスを変えたから、きっと……大丈夫。
なんとなく、大事にしなくないあたしは、「考える」と声を出した。