囚われた、あなたの腕の下。
そう言われ、力の入らなくなった身体を抱き上げられた。


「アラタ……あれも頂戴」


ベッドに下ろされた後、アラタ君が、透に何かを渡していた。


ジャラジャラと、不快な音。

足首に、伝わった冷たい感覚。


「これで、今度はどこにいるか、わかるね?」


前髪を、左右に分けられ、額が現れる。

そこに透は、唇を落とした。

また、意識が遠くなる。

もう……最悪。

微かな意識の中で、透が出ていくのだけは見えた。


「……折角、あの透がチャンスをくれたのに……」


アラタ君が、何か言っている。


「馬鹿な愛理さん……」


アラタ君……それ、あたしが一番わかってる。

貴方を信じたあたし。
透を疑わなかったあたし……。


「せいぜい透を怒らせないようにね……」


なんで……こうなったんだろう。
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