Freestyle
「柚ちゃん、音楽サークル探してるって言ってたよね?」
「…なんで知ってるんですか?」
「さっき自分で思いっきり叫んでたよ(笑)」
柚は急にさっきの事が恥ずかしくなった。
「実は俺らもさ、音楽系のサークル探してたんだよね。」
山垣晃は、ニコッと微笑んで言った。
この人、笑顔は女子より断然可愛いんじゃないのかな…
今の晃の発言に、少し興味が湧いたのか、沙良が急に口を開いた。
「じゃあ山垣くん達も、一年ですか?」
「うん!あっ、晃でいいよ、沙良ちゃん!こいつも、蒼でいいから!榛名って呼ぶと女っぽいから嫌だって怒るんだよ、こいつ(笑)」
「余計な事喋んなよ(笑)」
「蒼でもじゅうぶん女っぽいのにな!(笑)柚ちゃんも、晃と蒼って呼んでね!」
「あっ…はい!」
柚は晃の笑顔につられて、自然と笑顔にりなっていた。
この人達が沙良のナンパ目的の、悪い人達ではないというのは、もう柚は分かっていた。
ただ、いつもみたいに上手く喋れない。
…なんでかな?
「それでなんだけどさ…沙良ちゃんと柚ちゃん、音楽ってどんなの興味あるの?」
「私はトランペット吹いてました!柚はサックスを。」
「おっ!柚ちゃんと蒼、一緒じゃん!俺はトロンボーンやってる!」
「柚ちゃん、アルトサックス?」
「はっ、はい!アルトです!榛名…くんは?」
「俺もアルト。なに、緊張してるの?(笑)」
「いやっ!…全然!してません!」
「じゃあ、蒼でいいって(笑)沙良ちゃん、柚ちゃんっていっつもこんな感じ?」
「いや、全然!むしろもっと男っていうか!(笑)」
さっきまで無愛想だった榛名蒼は、興味がある事に感しては積極的になるみたいだった。
全く笑わなかったのが、今は笑顔で柚と会話をしている……
柚は、未だに、いつも通り喋れなかった。
それから四人は、お互いの楽器や、高校時代の話、音楽の話を、次の授業の時間まで喋り続けた。
一時間、話続けた後には、四人はもう、すっかり敬語も抜け、意気投合していた。
「…なんで知ってるんですか?」
「さっき自分で思いっきり叫んでたよ(笑)」
柚は急にさっきの事が恥ずかしくなった。
「実は俺らもさ、音楽系のサークル探してたんだよね。」
山垣晃は、ニコッと微笑んで言った。
この人、笑顔は女子より断然可愛いんじゃないのかな…
今の晃の発言に、少し興味が湧いたのか、沙良が急に口を開いた。
「じゃあ山垣くん達も、一年ですか?」
「うん!あっ、晃でいいよ、沙良ちゃん!こいつも、蒼でいいから!榛名って呼ぶと女っぽいから嫌だって怒るんだよ、こいつ(笑)」
「余計な事喋んなよ(笑)」
「蒼でもじゅうぶん女っぽいのにな!(笑)柚ちゃんも、晃と蒼って呼んでね!」
「あっ…はい!」
柚は晃の笑顔につられて、自然と笑顔にりなっていた。
この人達が沙良のナンパ目的の、悪い人達ではないというのは、もう柚は分かっていた。
ただ、いつもみたいに上手く喋れない。
…なんでかな?
「それでなんだけどさ…沙良ちゃんと柚ちゃん、音楽ってどんなの興味あるの?」
「私はトランペット吹いてました!柚はサックスを。」
「おっ!柚ちゃんと蒼、一緒じゃん!俺はトロンボーンやってる!」
「柚ちゃん、アルトサックス?」
「はっ、はい!アルトです!榛名…くんは?」
「俺もアルト。なに、緊張してるの?(笑)」
「いやっ!…全然!してません!」
「じゃあ、蒼でいいって(笑)沙良ちゃん、柚ちゃんっていっつもこんな感じ?」
「いや、全然!むしろもっと男っていうか!(笑)」
さっきまで無愛想だった榛名蒼は、興味がある事に感しては積極的になるみたいだった。
全く笑わなかったのが、今は笑顔で柚と会話をしている……
柚は、未だに、いつも通り喋れなかった。
それから四人は、お互いの楽器や、高校時代の話、音楽の話を、次の授業の時間まで喋り続けた。
一時間、話続けた後には、四人はもう、すっかり敬語も抜け、意気投合していた。