片恋綴
「え……別に、そんなに自分を責めること?」
真宏さんが目を見開いて言う。
真宏さんは佐南さんの助手で何処か不思議な人だ。最近はカメラマンである佐南さんに倣ってか、よく写真を撮っているのだが、その写真はとても綺麗なものだ。
今日、バイト先で落ち込んでいる私を見付け、こうしてお洒落な喫茶店へと誘ってくれたのだ。……多分、いい人なのだろうが、実際はよくわからなかったりする。
「だって」
私は俯き加減で答えた。
「ほら、浩輔君が横恋慕するから、美春ちゃんにとばっちりが来たじゃん」
真宏さんの隣には初めて見る男の人がいて、私の口数を減らす。
「……俺のせいか?というか、横恋慕をした覚えなどない」
その人は僅かに眉根を寄せて言う。低い声は耳障りがいい。
「いやいや、横恋慕でしょ。好きな人がいて、挙げ句に好いてる人もいるのに割り込んだんだから」
真宏さんがなんのことを言っているのか私にはさっぱりわからなかった。私は真宏さんの顔を見ながら首を傾げるが、当の真宏さんはにっこりと笑っているだけだ。
真宏さんが目を見開いて言う。
真宏さんは佐南さんの助手で何処か不思議な人だ。最近はカメラマンである佐南さんに倣ってか、よく写真を撮っているのだが、その写真はとても綺麗なものだ。
今日、バイト先で落ち込んでいる私を見付け、こうしてお洒落な喫茶店へと誘ってくれたのだ。……多分、いい人なのだろうが、実際はよくわからなかったりする。
「だって」
私は俯き加減で答えた。
「ほら、浩輔君が横恋慕するから、美春ちゃんにとばっちりが来たじゃん」
真宏さんの隣には初めて見る男の人がいて、私の口数を減らす。
「……俺のせいか?というか、横恋慕をした覚えなどない」
その人は僅かに眉根を寄せて言う。低い声は耳障りがいい。
「いやいや、横恋慕でしょ。好きな人がいて、挙げ句に好いてる人もいるのに割り込んだんだから」
真宏さんがなんのことを言っているのか私にはさっぱりわからなかった。私は真宏さんの顔を見ながら首を傾げるが、当の真宏さんはにっこりと笑っているだけだ。