あなたのギャップにやられています

「電気……」


私がそう言うと、彼は一旦私から離れて消しに行く。
そして、戻ってきた彼は今度は私を抱き上げて寝室へと向かった。


「寒くない?」

「うん、ちょっと」

「温めてあげる」


つけたばかりのヒーターがまだフル稼働していない寝室は、ひんやりとしている。

布団の中に私を押し込んだ彼は、自分も滑り込むように入ってきて、私を強く抱き寄せた。


「好きだ」


そして優しいキス。


「好きなんだ」


そして、深いキス。


私はこの人をもっともっと好きになる。
そんな予感めいたものをはっきり感じる。


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