あなたのギャップにやられています

「久しぶりだなぁ、こんなに早いの。たまには弾けるか」

「弾ける?」

「そ、このままデート」


雅斗は会社から少し離れた場所で、突然私の手を引いて歩きはじめた。


「ちょっと、どこ行くの?」

「そうだなぁ、ラブホとかラブホとか……」

「却下!」

「なんだよ」


こうしてはしゃげるのが本当は楽しくて仕方ないのに、本当に連れていかれそうで拗ねたふりをする。

当然ラブホは却下になり、近くにあったレストランで御飯を食べて、映画に行くことになった。

というか、久々のデートがラブホ直行って、有り得ないからね。

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