あなたのギャップにやられています
「今日、百合ちゃん来てないんですか?」
「あぁ、彼女はもうすぐ来るんじゃないかな。
アパレルの仕事してるから、今日は早番って言ってたし」
「あああ、アパ?」
アパレル?
あの不自然なほどに整えられた眉毛に、ちょっとポッチャリの百合ちゃんが?
「そ。ああ見えてもトークは一流なんだよ。
一緒にいると楽しいだろ?
自分の立ち位置をよくわかっているから、みんなに好かれるんだ。
自分が悪者になった方がと思うときには、ためらいなく悪者になれる人なんだよ」
「へぇー」
確かに百合ちゃんと過ごした数時間はとても楽しかったし、時々鋭い突っ込みは入るけれど、入ってはいけない領域には決して入ってこなかったし。