あなたのギャップにやられています

出張のせいで大きな荷物があるくせに、コンビニの袋を持とうとした私からそれも奪っていく。
なんだかそういうところに男を感じちゃう私って、変なのかしら?


大事件があったとはいえ、いつもと変わらず帰宅するとなんだかほっと気が抜ける。

だけど、こんな生活も終わってしまうのかもしれない。
私が経理に行ってしまえば、やっぱり彼と一緒に帰ることはできないだろう。



雅斗が出張の荷物を片付けている間に、お弁当を温める。

ごめんね。
疲れているあなたに温かい手料理でも用意してなんて、ちっともできない私で。



インスタントのお味噌汁くらい作った方がいいかなと思ったけれど、まるで食欲のない私には思うのが精一杯で、ただレンジの中でお弁当がクルクル回るのを見ていた。

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