あなたのギャップにやられています

「だって……ボンキュッボン」

「冴ちゃん、なに、それ?」

「グラマーな金髪美女に囲まれたら、雅斗だって……」


思わず自分の残念な胸をちらっと見てそう言うと、百合ちゃんが「そうねぇ」なんて切ない声をあげる。
はぁ、切実さが倍増したわ、今の言い方。


「冴ちゃん、もうちょっと育てた方がいいわねぇ。雅斗君の揉み方が甘いんじゃない?」

「ち、ちょっと……」


なに言ってんのよ! 


「まぁ、おっぱいの大きさはアレとして、雅斗君なら大丈夫よ。
だって、誰かさんにずーっとスルーされてたのに、耐えに耐えた男よ」


うわぁ、耳が痛い。
しかも百合ちゃんの言い方は、嫌味にしか聞こえない。
嫌味、なんだろうけど。


「グラマー美女が来たって、ちょっと気持ちが揺らぐくらいよ」


ちょっとって! 
あー、このセリフ、雅斗にも言われたことがある気がするわ。

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