あなたのギャップにやられています
『冴ちゃんが自分を磨かなくちゃ』
百合ちゃんの言葉が頭の中をぐるぐる回る。
あーダメだ。
やっぱりサゲマンだ、私。
私がしっかりしてれば、雅斗も安心してイギリスに発てるし、私がもっといい女なら金髪美女にだって惑わされないだろうし。
あ、それは無理か……。
とにかくへこむ。
私ってこんなに色々足りない女だったなんて。
もうちょっとマシだと思ってたのになぁ。
「冴子、空いたよ」
「わっ、服着なさいよ!」
気がつくと下半身にタオルを巻いただけの雅斗の姿が。
相変わらず美味しそうな大胸筋だと思ったのは、一瞬だけだよ?
「どうせ脱ぐからいいよ。冴子もタオルでいいからねー」
「なに言ってるの。お断り!」
私は慌てて浴室に駆け込んだ。