あなたのギャップにやられています

ずっとひとりで生きていけるなんて、元彼に裏切られたときに思った。
だけど、それが強がりだったって、雅斗が教えてくれた。


やっぱり弱いの。
誰の手も借りずにひとりでなんて到底無理。

だから、ずっとあなたといられたら……って、やっぱり思ってしまう。


だけど……もしも離れたその先に未来があるのなら、今は我慢したっていい。
そうすることであなたが幸せを掴めるのなら、私は待てるよ?


「私……待ってるから」

「冴子……」

「雅斗が絵で成功するのを、ずっと待ってる」

「違う!」


雅斗が突然声を荒げるから、ビクッと震えてしまう。


「それじゃあ冴子は、絵で成功しない俺なんていらないってことなのか?」


彼の言葉に目を見開く。
そんなわけないじゃん。

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