あなたのギャップにやられています
「百合ちゃーん」
『どうしたの? 冴ちゃん』
会社を出るとすぐに、この間ゲットした百合ちゃんの携帯番号をダイヤルする。
「今日は遅番?」
『ううん、もう終わってるわよ。今からリアン集合?』
「うんうん、至急!」
百合ちゃんと電話がつながったのが相当うれしい。
不安な時の百合ちゃん。
これ、私の定番。
リアンにつくと、もう百合ちゃんは来ていて、ビールを豪快に煽っていた。
「今日はミラノ風カツレツで」
今日の肉はそれに決めた!
「最近仲良しだねぇ」なんていうマスターは、私と百合ちゃんのオーダーを取って奥に入って行った。
「雅斗君、いいの?」
「うん。出張してた間の仕事がたまっていて、遅くなるから部長と食べるって」
「そう。それで寂しかったわけね」
「それもあるけど……」