あなたのギャップにやられています
「あなた、木崎さんでしょ」
「えっ!?」
突然話しかけてきたのは、イケメンのお兄さんだ。
「あはは。聞いていた通りの人だ」
「は?」
「とにかく、入って」
「え?」
なにがなんだかわからないまま、イケメンに手を引かれてドキドキしている。
キタ? 雅斗をずっと引きずっている私に、春が?
画廊に入ると、オーナーの前を通り、どんどん奥まで連れていかれて、小さな部屋に入った。
「あっ、あの……」
お客のくせにこんな勝手なことしても大丈夫なの?
「初めまして。オーナーの堀川です」
「初めまして。……って、オーナーさん?」
「しっかりしてるように見えますけど、わりと天然です」
「は?」
「木崎さんを紹介してくださった方から、そう伺っております」
堀川さんはクスクス笑う。
笑顔になると、ますます素敵な人だ。