あなたのギャップにやられています
もしも雅斗に再会できたら……話したいと思っていたことがいっぱいあった。
賞を取ったおめでとうも、頑張ったねってねぎらいの言葉も、いっぱいいっぱい。
だけど、いざ会えると言葉なんてなにもいらなかった。
ただ、愛おしいという感情が先走って、言葉なんて出てこなかった。
「早速お仕置きだな」
「な、なにがよ」
「だって、ひとりで来たら危ないって言っただろう?」
「あ……」
確かに、ここにいるのが雅斗じゃなかったら、今頃どうなっていたか……。
やっぱり私は隙が多いのかもしれない。
「だって、雅斗に会いたかったんだもん」
会いたくて、会いたくて。
私とあなたをつなぐのは、あの星しかなかったから。
せめて、同じ星に見守られているとでも思わなければ、胸が張り裂けそうだったもの。
フッと笑った雅斗は、今度は深いキスを落とす。
「ん……」
甘い溜息が漏れる。
ずっとあなたのことばかり考えていたの。
そんなことは絶対に言ってあげないけど、いつもあなたのことで頭がいっぱいだったの。