あなたのギャップにやられています

よくわからない自信が、自分の中にみなぎってきた。
それは、イギリスでひたすら頑張ってきた故にできた自信なのかもしれない。


なにがあっても、彼女は幸せにする。
絵だってやめない。

なにかひとつを選ばなければ、夢は叶わないかもしれないと焦っていたあの頃とは違う。
どっちも手に入れるんだ。


そう思えるようになったのは、冴子がイギリス行きを後押ししてくれたおかげだ。
あの時の一歩を踏み出す勇気なければ、もしかしたら、こうして冴子にプロポーズしても、フラれていたかもしれない。

「すぐに諦めるような男なんて、魅力ないから」なんて言われてしまいそうだし。


泣き虫のくせに、俺よりずっと度胸のある女だから。

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