蕾は未だに咲かないⅠ


「つまんないっしょ。」


それが自らの引き金となったかのように、輔さんは指をあたしの腰と背中に這わせていく。


冷たい。

冷たい、指先が背中のあたしの下着の下へ滑り込む。ホックが取れ、締め付けが失せた。

そして、首筋に痺れが走る。彼の舌が首筋を這ったからだった。


その1秒後に、身体が傾く感覚。そうして、敷いたままだった布団の上へ落とされた。


全身が冷たい。


< 40 / 140 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop