strawberry tea
**蓮side**
俺は冬嘉の手を握り締め、人気の少ない所まで来た。
『はぁっ、はぁっ』
かがんで息を荒くする冬嘉。
やっぱり現役サッカー部にはついてこれないか・・・
(↑自慢かよ)
「大丈夫?」
俺がそう言うと冬嘉は怒った顔で俺を見上げた。
『はっ・・・早すぎんだけど!!!
もうちょっと考えてよ!!!!』
・・・そんな早いか?
『ってかいきなりなんで引っ張ったの・・・?』
・・・・・・・・・・・・・。
「ちょっと・・・離れさせたくって。」
『へ?何が?』
きょとんとした顔の冬嘉。
まあ、気付かないのも仕方ないか・・・・。
「なあ、次観覧車乗らねえ??」
『へ!?いきなり・・・・』
「観覧車は乗れるだろ?」
俺が嫌味で言うと、冬嘉は唇をとがらせ、わざといじけたフリをした。
『なんでも乗れますからぁ~・・・』
・・・・嘘つけ。
ったく、そういう所が可愛いんだよな。
「じゃ、行きますか♪」
観覧車は好きなのか、冬嘉は大きく頷いた。
『では次の人どうぞ~』
「わーいっ!!!
乗ろ、蓮♪」
観覧車前についた俺たちは、係員の声で中に入った。
ガシャンとドアが閉まると、ゆっくりと動き出した。
冬嘉は嬉しそうに外の景色を見ている。
ガキかよ・・・。
俺はそう思いながらも、ふっと微笑む。