Chain~この想いは誰かに繋がっている~
「で?要するに、ヤっちゃったんだ。」

どうにも美希には、隠し事がばれる。

「まあ、あんた的にはよくやったと言うか。」

「へへへ。やっぱりそう思うよね。」

美希には本当に申し訳ないんだけど、あの日の夜の事を思い出すと、顔がニヤついてどうしようもないんだよね。


「ところでその後、連絡来た?」

「連絡?」

不思議そうに振り向く美希。

「そう言えば、ないかも。」

「えっ!!付き合うんじゃなかったの!?」

よくよく考えてみれば、私、名前とか電話番号とかメアドとか、教えてもらったっけ?


あれ?

「いつものことだけど、肝心なとこ抜けるよね。」

「う~。」

唸っても仕方ない。

「今日、聞くもん。」

「その前に、その人今日来るの?」

不貞腐れた私に、美希の何気ないパンチ。

「来るもん!今日、メンズデーだもん!」

そうだよ!

今日こそは、二人の関係をはっきりさせる!
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