Scarly Rules

☆抗うことを忘れた身体

〜恭平side〜


ゆか…。
忘れるな。

俺が教えたことは全て
お前に刻まれていなくちゃいけない。

深く深く。えぐるように。
決して消えぬようにと刻んだ証。


「全然よくない…。」

忘れるなんて 許さない。


手錠を嵌めて 甘い声で囁けば
コイツはすぐに大人しくなる。


やめて だの 殺す だの…
あぁ、『エロ河童』はまだ言われるか。

最初のうちはボロクソ言われて
キスなんてしようもんなら、即座唇を噛まれる始末だった。



それなのに。

今のお前の様はなんだ?

ふッ…

今から罰を受けるということを
お前はまるで待ち望んでいるかのようで。


睨みつけるその目は変わらないのに…。



もっと喚けよ。
なぁ、もっと拒め。


お前の泣き叫ぶ姿が見たい。

お前が叫び 喚くごとに沸き立つこの熱を

お前にそのまま叩き返してやろう。





…。


違う。

そうじゃない。

そうじゃなかった。



俺が教えてしまったんだ。
長い年月をかけて
抗う心を捨てるように と。



あぁ そうだった。

お前は悪い子。

俺は躾に成功したんだ。





「んっ…あぁ…ふぅんん…い…きもち…ぃ……ッッッ!?い…たッ!…痛い!痛いよぉ…やぁッん!」

露わになったゆかの突起に舌を這わせ
喘ぐゆかをふと見やった時

俺は笑って突き刺した。


抑えの効かぬ俺の熱を
水音響くコイツの中へ。


いきなり淹れんのはいつものこと。

慣れてんだろ?痛いだなんて嘘つくんじゃねぇよ…。

好きなんだろ?


いいさ。

今夜はもっと狂わせてやる。

もっともっと壊してやるから。


期待してなょ。

俺だけの奴隷ちゃん♪

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