Scarly Rules

★毒蜘蛛の罠


好き…だよ。


俺は恭平のことが好きで好きで。

「俺と…ヤる?」



そんな風に囁かれたら俺…俺…。


(チュ。)

後ろから唇を合わせられると
自然と涙が零れ落ちた。


「泣くなよ。」
そう言って涙を舐めたキミのことが、とてつもないほど愛おしい。



「恭平…。好き…。」

いけないことだと分かっていても
俺は愛しいこの人に全てをあげたい。

(チュッ…チュッ…)


だから 一生懸命キスを求めた。


「…チュ…もっと…んッ…んん…あ…はぁ…きょ…へ…はぁ…はぁ…」

恭平もまた 俺の求めに答えてくれた。
本心なんて、正直言ってどうでもいい。

俺はただ…。


「は…ッ…あッ…」



溶けそうなキスに酔いしれていると
恭平は俺のズボンに手をかけて
下着ごと一気に取り去る。

「ふっ。キスしただけだろ?お前エロ過ぎ。ゆかも顔負けだな。」

俺の興奮しきった自身を見つめ
面白そうにそう言うくせに

「けどココは後で…な?」

この人の手は俺自身ではなく
脚の間から上へと伸びて。

(コリッ…)

そのままシャツが捲り上げられる。

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