Scarly Rules

★天と地の狭間で


(チュッ…ヌチュ…ペロ…はむっ…んごッ…は…ぁ…ジュチュッ…はぁ…ぁ…)


信じられない。

改めて言うのも変だが
今俺の目の前に膝をつき 淫らな音で肉棒に食らいついているのは 他ならぬ
俺の大好きな 櫻恭平その人だ。


「は…んッ…おまッ…んぐっ…ッ…」

想像以上のフェラの上手さに、俺の腰は自然に動き

「あぁ…やば…腰止まんなッ…いッ…は…ぁあ…」


(ズボッ…ヌチャ…ズボッ…ヌッチャ…)





そのうちに
恭平の頭を抑えつけた俺は我を忘れ
そのままの勢いで 肉棒の先が喉に当たるほど、強く激しく打ち付ける。


「…んごッ…んッ…ッ…んんん!…んぇ…げほっ…はぁ…やめッ…て…ッ…んッ…は…んんんんッ!」


はぁ…気持ち…って

ん?
あ、やば。

夢中になり過ぎた。

「わ、悪りぃ…」

(ヌポッ)

恭平の目には いつの間にか涙が溢れ出していて。


「…ッはぁ…はぁ…も…お前な…はぁ…ありえね…はぁ…殺す気かよ…」




力の入らぬ身体を引きずり それでもなんとか悪態をついた恭平に、俺は妙に欲情していた。

「ごめんごめん。恭平があんまりエロ過ぎるからつい…。」



平謝りの俺に

「馬ッ!ついって…お前なぁ。 俺より鬼畜なんじゃねぇのか?マジで死にかけたぞ。」

すかさず食い下がってくるそんなところがめちゃめちゃ可愛い。


…なんてね。

俺もなかなか酷いな。




けどさ、この恭平ですら鬼畜に目覚めた?のは最近のことだ。

由佳ちゃんに出会う前はすげぇ誠実で
(…まぁ口の悪さは前からだけど) 人の嫌がることなんて絶対する奴じゃなかったんだよ?

てか、俺はそんな頃のこの人が好きだった…はずなんだけど。


人間て、案外簡単に崩れんのかもね。






「あは。ほんとごめんて。」

そんな心の声には蓋をして

「今度は優しくするから。ほら。四つん這いなって?」

飽くまで優しく俺は言う。



恭平、俺は今すごく幸せなんだよ?



このいっときだけだとしても
君の身体が俺だけのモノになって

たった一度でも
俺との行為で感じてくれて。



嬉しいよ。


エッチな君をずっと見たかった。

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