Scarly Rules

無言の圧力

〜ゆかside〜



マサさんに何か囁いたと思ったら


恭平はおもむろに自身を引き抜き


マサさんに巻いた縄までも解いていく。


終わった…のかな?

私の勘は当たらなかった?

気のせいだったのか



なら良かった。



マサさんには辛いことばかりだったろうけど。


私の嫌な予感は当たらないこともあるのね。

良かった。

これでマサさんも解放される。









マサさんの縄を解いた恭平は
私の手からも縄を解いて。


で…

抱きかかえられた。



「…ん?」


状況の飲み込めない私を無言で抱き上げ

「行くぞ、マサ」

そう言ってマサさんと共に地下から出て。






地下室の真上は私の部屋だから

そのまま私はベッドに置かれて。
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