☆SUKI SAKE☆
ミチルのお母さんがホットティーとケーキを持ってきてくれてようやく顔を上げた洸。


それにしてもこの子犬、さっきからやたらとビクビクしすぎじゃない?



「さて、まあケーキを食べながら話しましょうか。とりあえず、しぃのことは置いといて。洸、なんであんなことしたわけ?」



あたしは置いといてなんて言われたわけだからとりあえず目の前にある美味しそうなケーキを頬張る。


あーっ美味しい。今日はまともな食事してないから胃に染み渡るわ。


二口目を頬張るとようやく口を開いた、子犬。



「・・・だって、みぃが辛いと思ったから」
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