☆SUKI SAKE☆
「あっ、いっちゃん。もうっどこに行ってたの!しぃが昨日のこと説明してくれてたんだよ」
チャイムと共に教室に戻って来た矢野。愛衣には笑顔を見せてる。嫌だよ、愛衣にそんな風に笑いかけないで。矢野はあたしの彼氏でしょ?
それなのに・・・愛衣と矢野が楽しそうに笑いながら話しているのを見て自分だけが一人蚊帳の外にいるみたいで胸が苦しくなる。
こんな気持ち愛衣に抱きたくないのに。愛衣はあたしの大切な親友なのに、それなのに・・・
「ごめん!あたし、ちょっと保健室行ってくる!!」
ホームルームが始まる前、いてもたってもいられなくて立ち上がり逃げ出すように教室を飛び出した。
途中、担任の先生とぶつかりそうになって声を掛けられたけれどお腹が痛いとまた嘘を吐いた。嘘を吐くのが辛い、苦しい。
重ねる度にどんどんと自分の中で抱えきれない爆弾が増えていく。
それだけじゃない。昨日よりもずっと今日は矢野が好きだと自覚する。
だからあんなに大事な愛衣がいつも通りに話しているだけで睨みつけてしまいそうになった。
醜い嫉妬を親友にまで抱いて、もう壊れそう。早く戻りたい。
いつものあたしに戻りたい。
チャイムと共に教室に戻って来た矢野。愛衣には笑顔を見せてる。嫌だよ、愛衣にそんな風に笑いかけないで。矢野はあたしの彼氏でしょ?
それなのに・・・愛衣と矢野が楽しそうに笑いながら話しているのを見て自分だけが一人蚊帳の外にいるみたいで胸が苦しくなる。
こんな気持ち愛衣に抱きたくないのに。愛衣はあたしの大切な親友なのに、それなのに・・・
「ごめん!あたし、ちょっと保健室行ってくる!!」
ホームルームが始まる前、いてもたってもいられなくて立ち上がり逃げ出すように教室を飛び出した。
途中、担任の先生とぶつかりそうになって声を掛けられたけれどお腹が痛いとまた嘘を吐いた。嘘を吐くのが辛い、苦しい。
重ねる度にどんどんと自分の中で抱えきれない爆弾が増えていく。
それだけじゃない。昨日よりもずっと今日は矢野が好きだと自覚する。
だからあんなに大事な愛衣がいつも通りに話しているだけで睨みつけてしまいそうになった。
醜い嫉妬を親友にまで抱いて、もう壊れそう。早く戻りたい。
いつものあたしに戻りたい。