☆SUKI SAKE☆
「大丈夫。無理やり連れてくから」




お前が1番大丈夫ちゃうわ。


あーっもう今日はすごい疲れる。
避けるだけのが楽だった。




「しぃ、屋上行くから早く用意して」




「はいはい」




4時間目が終わってすぐ矢野はお弁当を出してあたしを急かす。



早く行かなくちゃ屋上は混むからね。とはいえそんなすぐに用意できません!


カバンからお茶とお弁当の入った袋を取り出すとその袋を掴みあたし手を握る。




「は、離してよ」




「離したら逃げるだろ」




なんだ?なんだ??


矢野の口調がさっきから変わってる気がする。


ってぎゃーっ。急に引っ張るなーっ。
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