The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
「…さっき悠斗が、中学の時にあたしのことを襲ってきた男子とカブって見えて…」

せっかく止り始めていた涙がまた溢れだす。

「悠斗が悠斗じゃないみたいで怖かった」

あたしがそこまで言うと、今度は悠斗がゆっくり話し出す。

「…ただリナを愛したいだけなのに。こんなことして餓鬼みたいだな俺…」

そんな風に言う悠斗を愛おしく感じた。

いつも余裕ばかりの悠斗がこんな風に弱いトコロを見せてくれたのが嬉しくて、温かい気持ちが湧いてくる。

気がついたらあたしは悠斗の頭を撫でてた。

「…あたし達皆不器用なんだね…」



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