The High School Teacher ～あたしの大好きな先生～

―ガラッ―

「席つけ。」

『起立。礼。着席。』

委員長が号令をかけてるのに動けないで泣いてるままのあたし。

「なんでこのクラスには泣いてる奴がいるわけ？授業出来ねぇじゃん。宮川は他の奴の授業潰したいわけ？」

悠斗の言葉を聞いてもっと涙が流れてきた。

みんなにあたし達の関係がバレない様に悠斗がわざとこんなこと言ってるのはわかる。

でもすごく冷たい言葉に聞こえた。

「先生ぇ！！言い過ぎだよぉ！！ロッカーの中あんなにされて傷付かないわけないじゃんよぉ！！」

「ひっく…萌ぇいいよぉー。くっ…泣いてるあたしが悪いんだ…よ…。」

「は？ロッカー？意味わかんねぇ。」

「リナのロッカー見て来なよ。リナ。…大丈夫だから。だから…もう泣かないで。」