【完】結婚からはじまる恋《1》
「…俺が深幸に話を付けるから…美愛ちゃんを頼む…晃」




「わかった」



頼は晃さんに私を任せて、おねぇちゃんの元に行ってしまった。




晃さんが取り乱した私を落ち着かせようと抱き締めてくれた。




私は晃さんの胸板に頬を押し当てる。




「…大丈夫だから・・・」




おねぇちゃんにもう隠すモノはない。



彼の鼓動が私の心を安堵に導いていく。










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