薔薇図鑑ストーリーガイド

で、『n番目のリュカ』と同時進行で書いていた『La Rose Malade 病める薔薇』は、nリュカを別視点で進める、大人のしっとりしたラブストーリーです。

たぶん私が過去書いてきたお話の中で、一番反響を頂いたお話だと思います。

切なくて、苦しくてもどかしい。
愛おしいというのは、祈りに似た、呪いのようなものではないのかと、登場人物たちがひたすら苦しむお話です。(最後はハッピーエンドですけどね)


で同じ本棚①にある『眠れる森のツグ~La Belle au bois dormant~』までが、万葉から続く三部作の最後の作品になります。

このお話のヒーローは、高天原走(たかまがはらかける)といい、一ノ瀬、豪徳寺、高天原という、過去から未来まで絡み合う、少し不思議なお話になっています。

走の初登場は本棚③にある「STAY」というお話になります。

私立の名門、高天原大学のプロフェッサー四野宮と、女子大生・撫子の溺愛系ラブコメです。

時系列でいうと、このあとに「n番目のリュカ」が始まる、という感じですかね。

「n番目のリュカ」でも大活躍する走様ですが、成長した彼の物語が「眠れる森のツグ」ということになります。


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