Second Light




まだ活発な普通の女子高生とか言えないけど、前の “無口” なんてのとは遠くなった。



よく話すし、ちゃんと笑うようになった。




俺の前以外でも、そうなるのは……少し複雑だけどな。




「で、最近変って何がだよ?」



呆れたように、俺らの前に胡座で座りながら、慎は言う。




「裏が騒がしい。」


「私も、そう思う。」



ここ最近、変なことが続く。



この前の、俺と胡桃が2人とも連続で休むこともそうだし。



依頼にしたって、なんかの下準備みてぇな依頼ばかり。




これから、何かが起こる気がしてならねぇ。




「ナラも今は大変みたいだよ。
この前、連絡した時に、私の依頼を受けれないくらい手一杯みたいだった。」



翔太もか………



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