Second Light



相変わらずの、無愛想と無口。



誰にも興味を見せないから、誰も関わってこない。



それで良かったの。



でも、1ヶ月経って、そんな私に話しかけてきた人物がいた。




「お前何でそんなにクールなんだよ?
可愛げがねーな。」



唐突に絡んできたそいつが、大宮海斗だった。




隣の席の人気者。



明るくて、活動的で、運動神経・成績共に優秀。


特に理数系には、かなり特化した奴だった。



人だかりがあれば、その中心にいるようなタイプ。



たったの1ヶ月で、その地位を獲得したやつ。



急に話しかけてくるから何かと思えば、ただの好奇心だった。



< 368 / 577 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop