Second Light
「投げてから言っても遅いだろぉが!!」
潤の叫び声を無視して、私は目を瞑る。
「…………!!」
発光が終わったタイミングで、私は目を開ける。
目を抑えているキングに近付くと、その手首を用意してあったロープできつく結ぶ。
キングは縄抜けできるけれど、今はこの人を信じるしかない。
私たちの味方である……と。
「J、平気?」
「平気な訳ねぇだろうが!!」
「ごめん。」
潤はまだ目を抑えている。
まだ視力がちゃんと戻っていないんだろう。