生意気なKiss




ポカン、と口をあける兄貴。




「そんなすぐすっ好きになるとか!
あり得ないよな!?

兄貴あたしと違って恋愛経験豊富なんだし分かるだろ!?」



「ちょー待て、落ち着け」




兄貴はゴクンと唾を飲み込むと





「…お前告白されたのか!?」






『俺と、付き合ってください』




そんな声が突如頭にリフレイン。






「いっいや!されてない!!
違う!!あれは告白なんかじゃない!!

ただ悪質なイタズラだ!!!」



「おい爽月!?」



「学校行ってくる!!」



「学校って…まだ6時だぞ?」




今日は朝日の下走りたい気分なんだ!!!





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