恋のリハビリをあなたと
――バシン!!


あーあ、やってしまった……


すぐに視界に入ったのは、唖然とした、大地さん。


そして、女の子たちも、目を白黒させていた。


私の行動が、皆、予想外だったらしい。


だって、腹が立ったんだから仕方ない。


大地さんの物言いに、ムカついてしまったんだから。


自分で蒔いた種なのに、彼女たちで遊んだのは彼のはずなのに、彼の態度はないと思った。





そうです、私は、気付いたら、大地さんにビンタしてしまっていたのです。


いや、だって、ほら……ついね、つい。イラっとしちゃったからね。


「あなた達の今までの行いが悪いんでしょうが。
私にこの子たちが当たることは間違っているけど、その原因はあなたたち。あなたがこの子たちにそんな物言いするのは、間違ってる。
そんな人だとは思ってなかった。幻滅した」


次から次に出てくる言葉を自分では止めることが出来なかった。


彼の目を見ていられなくなって、女の子達の方に向き直り、言葉をかけた。


「あなた達も、もっと外に目を向けたら、誠実でいい男はいるよ?
こんなつまらない事をして、自分の価値を下げちゃダメ」


それだけ言って、私は逃げてしまった。


さっさと車に乗り込んで、エンジンをかけると、私の剣幕に押されたのか、車の周りから人が離れ、思ったよりもすんなりと車を出すことが出来た。

< 115 / 141 >

この作品をシェア

pagetop