恋のリハビリをあなたと
「参加者名簿と、受け付けスタッフからの情報で、名前はすぐに分かった。
真美ちゃんのことが気になって、どうアプローチしようかと考えていたときに、うちの病院でも移動の話しがあがってたんだ。
真美ちゃんの移動を楽しみにしていた矢先に、優の結婚式で見つけてさ、もう、運命だとも思ったよ。
そこからの行動は、真美ちゃんも知っての通り」


……私が知らない頃から、私を見ていてくれたなんて。


こんなにも思ってくれていたのに、彼の言葉を信じれなかった自分が情けないと思った。


私は彼に、何をあげれているのだろうか。


考えてしまうことは、色々あるけど、今はまず――


「ありがとう。そんな前から、私のこと見てくれてたなんて、嬉しい」


完全に止まっていたと思っていた涙が、再び顔を出していた。


先ほどまでの、心が冷え切るような涙とは違って、今は、心が温かくなっていく気がした。


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