恋のリハビリをあなたと
「昨日ほどまでとは言わないからさ、あんまり距離とらないでくれる?地味に俺、傷ついてるから」


昨日出会ったばかりの、私の言葉に、なぜここまで傷ついた顔をするのだろうか。


「ごめんなさい。昨日は少し酔ってたけど、今はさすがに恥ずかしくて、少し緊張して。これでいい?大地さん」


素面の状態で、しかも服なんて着ていなくて、恥ずかしがるなという方が可笑しいに決まってる。


ちゃんと要求に応えたのに、なぜか彼の表情はさっきよりも、険しくなってしまった。


「ヤバイ」とか、「でも…」とか、1人でブツブツと呟いていた。


彼の様子を、呑気に眺めていると、彼の先に時計が見えた。





……私、今日から病院勤務になるんだった。



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