【完】愛し君へ、愛の口づけを


私は何日も考えて、やっと答えを出した。


・・・お兄ちゃんの為に、身を引くと。





でも、
その前にもう一度だけ。


神様
もう一度だけ、お兄ちゃんに包まれてもいいですか?















「お兄ちゃん♪」


「どーした?」


「ちゅーして!」


「な、なんだよ」


「ねぇーいいじゃん!お兄ちゃんのキス大好き」


「ったく」


私は初めてお兄ちゃんにキスを求めた。

お兄ちゃんのキスが本当は大好きで、
何度も何度もしてくれるお兄ちゃん自身も大好きだった。




「何かあったのか?」


「え、別に何もー!」


「でも・・・」


「お兄ちゃん、早くシよ」


「・・・お前」


「ね、私の事愛して」


「誘い方エロすぎ」











お兄ちゃんは私を何度も求めてくれたし、

私もお兄ちゃんを何度も求めた。



お互いの力が尽きるまで、愛し合う事もできた。





・・・お兄ちゃんの腕の中は、とても心地いい。


ずっと抱かれていたい。
何度そう願っただろう。





それなのに
時間は一切待ってくれるはずもなかった。














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