ハートフル・アーツ
18
某所



「リーダー、どうしますか?」

空き倉庫に集まる数百人の不良


「だよなぁ、たかが雑魚に舐められてたらカッコ悪いよなぁ…」

永塚がその中心でぼやく



「ターゲットはわかってるんでしょ?


私たち四天王の出番じゃない?」

銀髪で白人ハーフの美しい少女が言う


「そうだな。

ターゲットは…

リバータスの生き残り2名

俺の学校の外人ハーフ2名に長い黒髪の女が1人。


それと…大した特徴もない男が1人だ。」

永塚が言う


「ちょっと、それじゃわからないじゃない。

私だって長い黒髪なんだけど?」

そう発言したのは確かに長い黒髪、それとミニスカート

「まぁ、逸るな優希。

ターゲットの写真なら用意してある。

リーダーのクラスメイトに学校の写真を撮らせた。


それに俺はもとリバータスのメンバーだから会合の時の写真もある。」


インテリぶった男が写真を見せる


「こいつがリバータスのリーダーの朱里。

リバータス生き残りの明日香。


こいつらがクリストファー・アーバンスとジェニファー・アーバンス。

この黒髪の女が朝霧なずな。


この特徴のない奴が小鷹幸大。



ちなみに、この外人二人はボクシングに近いバトルスタイル。

黒髪の女が武術使いだが…古武術や空手や合気道をミックスしたような武術。


この特徴の無い奴が…わからん。」


「わからないってどういうこと?」

優希が言う


「学校の成績は平均並みかそれ以下。

運動の成績も平均以下ばかり。


黒髪の女の実家は武術道場で出入りしているようだがそこに入門した形跡もない。」
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